NTとは
妊娠初期の胎児を超音波断層法の矢状断面で観察している時に、項部(後頸部)付近の皮膚が浮き上がって膨隆した形に見えることがある。膨隆した部分は無構造で、超音波が透過した抜けた形であるため、これを胎児項部亮(NT:nuchaltranslucency) とよぶようになりました。
NTの増大は染色体異常や先天性心疾患、中枢神経疾患、消化器疾患、泌尿器疾患、神経筋疾患、代謝障害などの様々な胎児の病気と関連すると言われています。
日本においてここまでのスクリーニング検査を行っているところは少ないですが、海外では妊娠初期に積極的に行われているスクリーニング方法なんです。